Banana Recipes

漫画 BANANA FISH の2次創作ブログです。 BANANA FISH 好きの皆様と仲良くしていただければ嬉しいです♪一部BL・R18あります。ご注意を。





1 好きで好きでたまらない
2 ねぇよ、そんな曖昧なモノ。

(原作後、アッシュ生きてた設定。英二は日本に帰った設定。 A、ブランカ)


「行かなくていいのか?」

アッシュは少し振り返って男を認め、そうしてまた本に目を戻した。眼鏡越しに追う文章は幾度となく読んだ小説。
季節は春。陽光が降り注ぐ穏やかな公園のベンチでアッシュは本を読んでいた。
「行くところなんてどこにもねぇよ」
そう言ったアッシュの頭上から男が話しかける。それは、かつてアッシュに生き抜く術を教えた男だった。
「行きたいんじゃないのか。日本へ。彼に会いたいと顔に書いているぞ。離れてみて気付いたんじゃないのか。彼が好きで好きでたまらないという事に」
「あいつは男だ。」
「男だろうがなんだろうが、持っているんだろう」
「なにを」
「彼を恋しいという気持を。さ」
「あんた……よくそんな恥ずかしい台詞をいえるよな。ホントはイタリアあたりの生まれなんじゃねぇの」
男がニヤリと笑う。
「おお。イタリア。いいねえ。すべてが美味い。酒と食事、そしてなにより女性がな」
言ってろ、とアッシュが肩をすくめる。そんなアッシュに男が静かに諭した。
「恋しいと思える感情。それを思える相手が今いるというのは素晴らしいことだ」
「……恋しい?ハッねぇよ、そんな曖昧なモノ。ただ」
本を閉じて立ち上がったアッシュに男が声をかけた。
「どうした?」

ただ彼に会いたい。会って話がしたいと思うだけだ。

自分の言葉を真剣に聞く顔、笑った顔、呆れた顔、怒った顔。彼のたくさんの表情がアッシュの頭の中に思い出される。
アッシュは、雲ひとつない空を見上げた。

ひらりと宙を舞い、壁を越えた彼の姿がその空に浮かんだ。


お題ですので、いろんな違和感は無視してください。^^





3 気にしてることばっか言う
(原作後、アッシュ生きてた設定、A、英 セントラルパーク散歩中)


「どうした英二?」
「ほらあそこ」
と英二は目の前の大きな木を見上げて指をさした。
その指の先にはカラフルな色合いの珍しい小鳥がさえずっている。
「ここから撮ろうとすると前の枝がじゃましてさ」
ファインダーを構えては目から離すを繰り返す英二に、アッシュがこちらからとればいいと場所を空ける。だが、身長差による視線の高さが違うため、英二にはやはり手前の小枝が邪魔になるようだ。アッシュは片方の口角を上げて笑った。
「オニィチャンは背が低いからな」
「きみね……人が気にしていることばっか言うなんて、悪いくせだ」
英二がプイとその場を去る。
「おいまてよ英二」
アッシュが英二を追いかける。英二は振り向かずに肩を怒らせながらずんずんと歩いていく。
アッシュは英二のそれより早い速度で歩き追いつき、自分より背の低い英二の肩をぐいとよせ、やわらかい笑顔で英二の顔を覗き込む。

「機嫌なおせよ。な?」
アッシュの顔をチラリと見た英二がボソリと呟いた。
「きみ……自分の笑顔の効果を知ってるよね」
「何か言ったか?」
「今晩の晩御飯はかぼちゃのグラタンにしよう」
「なんだそれ」
「もう決めた。今からスーパーに行くけど、一緒に行くよね?」

英二がこの上なくニコリと笑った。


二人には何気ない日常をたくさん送っていただきたい。





4 気持ちを止められない
(原作後 英、A 朝の寝室にて。)


どうしてこんなに惹かれるんだろう。

朝日の穏やかな光に晒された彼の美しい姿をカメラに収めようと、ファインダーを覗きながら英二は考える。

彼の金髪はプラチナブロンドという種類だ。金髪の中でもとてもめずらしい。らしい。英二はアメリカに来て金髪にもいろんな種類があることを知った。年齢とともに色あせていくことも多いそうだ。なのに大人になっても出会った時のままの色をしている。まったく彼は稀有だと思う。稀有だというと、彼の瞳もそうだ。英二の中の白人のイメージと言えば、青い目と金髪だ。しかし、彼の瞳は青くない。すごく綺麗な緑色をしている。緑というより黄緑色か。まっすぐに英二を見るその瞳をじっと見てみると、故郷の新緑を思い出す。とても綺麗だ。彼にそう言うと、「天気のいい日はサングラスを手放せない。こんな色素の薄い眼めんどくせぇ。欲しけりゃくれてやるよ」と煩げに返された。彼は自分の容姿を気に入っていないのだ。

だが、英二も彼のそんなことはどうでもよかった。”彼は美しい”ただそれだけのことだ。それは英二の気を引く絶対条件ではなかった。

それより、例えば深夜、破られ汚されたTシャツをまとって帰ってきた彼が疲れた様子でソファーに座った時、暗い照明の中で見る少しくすんだ金髪を後ろからそっと抱きしめて『大丈夫だ』と言いたくなる。
眠っていたはずの彼が深夜のベッドで飛び起き、胸をつかみながら呼吸を整えている間。彼の瞳孔は大きく開かれ、その瞳を深い緑の部分が占めるとき。その瞳が見ているものを彼の目の前から取り除いてやりたいと思う。

仲間の先陣を切って走っていく彼の輝くプラチナブロンド。
敵に狙いをさだめてトリガーに手を掛けているときのゆるがない翡翠の瞳。

―― ただ

ときおり自分にだけ見せる彼の弱さ。そして寂しさ。
それが英二の心を引きつけて止まない。

彼の背中が疲れて見えたとき、彼の瞳が曇ったとき、どうしようもなくどうにかしたいと思ってしまう。どうすれば彼を守れるか。どうすれば救えるか。
だが力のない自分にはどうすることもできない。
せめて彼のそばに静かにたたずんで、彼のささやかな笑顔を見たいと思う。
この気持ち。その気持ちを止められない。

カーテンの隙間から動いていく朝日が彼の瞼を照らし始めた。まぶしいのだろうか。アッシュは光から逃げるように寝返りを打った。
ただ自分にだけ見せる無防備な姿。
寝起きの悪い彼を起こそうと何度腹を立てたことかわからない。
だが、彼のこんな無防備な顔をみると、何かが英二の心に湧き上がる。
穏やかな寝顔。昨晩は悪夢を見なかったのだろうか。

願わくば彼が毎晩心安らかに眠れますように。

英二はそう思いながらシャッターを切った。



私もアッシュを撮りたい・・・





5 心配してんだけど
(A、英 原作後かなぁ。アッシュ生きてた設定)



「心配してんだけど」
「心配?お前が?はっお前に心配してもらわないといけねぇなんてオレもヤキが回ったもんだな」
「……アッシュ。そんな言い方は」
「そんな言い方もこんな言い方もあるか。お前は自分の事だけ考えろ。人の心配なんてしてる場合じゃねぇだろう」
「アッシュ、」
「自分の身も守れねぇやつは日本に帰れ」
うるさげにそう言われた英二は、しばらく黙って、じっとアッシュを見ていた。そして黙って部屋を出て行き、静かに扉を閉めた。
2人で暮らしているこの部屋にアッシュだけが取り残される。アッシュはどさりとソファーに座った。背もたれに深く背を預け、そのまま上を向き眼をつぶり、片腕で自分の両目を覆った。


お互いがお互いの心配をしてケンカしそうだよなぁ。





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