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Banana Recipes

漫画 BANANA FISH の2次創作ブログです。 BANANA FISH 好きの皆様と仲良くしていただければ嬉しいです♪一部BL・R18あります。ご注意を。

11 あんたのそう言うトコ、結構好きだよ。
14 関心ゼロ
29 俺の気持ち、全然伝わってないみたい
32 好きになるのも時間の問題
33 3秒であんたをおとしてみせる
41 なんでフられたんだろう?
45 もう手遅れだ、あんたはとっくに堕ちてるよ
75 別にお前の事なんか・・・。
93 おもしろいね、あんた


(S+月 シンは月龍が好きな設定です)


月龍が何者かに撃たれたと聞いてシンは、すぐに月龍の屋敷に訪れた。腕に包帯を巻かれた月龍はバルコニーの窓辺に佇み月を見上げていた。
「寝てたほうがいいんじゃねぇの?」
とりあえず窓から離れろ、とシンが月龍に近づく。だが彼の美貌の上司は窓の外を見たままそこから離れようとしなかった。
「こんなのかすり傷だよ」
「心当たりは?」
「私は嫌われているからね。ありすぎて今さらだ」
自嘲気味に笑って見せたその顔が窓ガラスにうっすらと映る。
「自分が嫌われるのもものともせず、手段を選ばず姑息な手を使う。あんたのそう言うトコ、結構好きだよ」
「えらそうな口を聞くな」
「前にも言ったけど、俺はあんたの事嫌いじゃないぜ?」
「冗談はよしてくれ」
「あんたも俺の事憎からず思ってくれてんじねぇの?」
「別にお前の事なんか・・・。」
心ここに在らずという程で窓から顔を話さず答えた月龍にシンはため息をついた。
「俺の気持ち、全然伝わってないみたいだな。もっと俺に関心持てよ」
しつこく食い下がるシンに向かって月龍はとうとう振り向き、自分より背の高い男を見上げてこう言った。
「ただの部下だろう。お前の事など関心ゼロだ」
鼻で嗤って切って捨てるように言われた言葉にシンはポロリと本音を出した。
「……だからあんた嫌われるんだよ。」
そのシンの言葉に月龍の表情が一瞬険しくなった。だがそれはすぐに収められ、変わりに先程とは打って変わった妖艶な笑みがその顔に載せられる。
「ねぇ……お前……私のことが好きなのかい?どう思ってるんだい?」
窓から振り向いた月龍はその秀麗な顔に艶やかな笑みを浮かべている。ゆっくりとシンに近づき彼の胸にしなだれかかった。
「……放っておけねぇやつだと思ってるさ。」
至近距離で彼を見上げた月龍にシンはドキリとした。
「私が好きなら、私を落として見せなよ」
薄く開けられた目でシンを見上げて追い討ちをかける。
「できないのかい?」
あきらかに挑発しているとわかる彼の上司に恐る恐る手を伸ばしてシンは軽く抱きしめた。
「俺がその気になったら、3秒であんたを落としてみせるさ。」
「ほぅ?」
やってみせろといわんばかりに、月龍は顎を引き上げた。
シンは真面目な顔で月龍を見つめ返した。まっすぐな瞳で彼の瞳を捉える。
2人の唇が触れる程近づく。
そのまま月龍の唇に触れると思ったシンの唇が言葉を紡いだ。
「あんたの事が本気で好きだ。愛してる」
腕の中で月龍の瞳が軽く開かれた。そして動作が止る。
その月龍の様を見てシンが少し笑って吹き出した。
「おもしろいね、あんた。意外と顔にでる」
もう手遅れだ、あんたはとっくに堕ちてるよ、とシンは笑いながら言った。
だがすぐに視線は外され月龍がシンの腕の中からするりと離れた。
そして、その腕で自身を抱くように腕を組みシンに氷のような表情で言い放つ。
「お遊びはここまでだ。今日私を狙ったやつが誰か早急に調べろ。わかるまでここへはくるな。」
長くしなやかな髪を揺らしながらそのまま月龍は振り向きもせずにこの部屋を出て行った。

シンは閉じられたドアをしばらく見つめていた。そして首を捻る。
「……なんでフられたんだろう?」
そこに昔からの使用人であるスールーがお茶を片付けに入ってきた。
シンの呟きき答えるようにスールーが話す。
「月龍様はご自分に言い寄る方を信用なさいません」
「やっかいな事だな。」
「ですが、私の経験から申しますと。貴方程ストレートに月龍様を口説く方は今までおりませんでした」
「ストレート?」
「なんの捻りもないといいましょうか」
「スールー。わかった。もう黙ってくれ……」
「貴方を好きになるのも時間の問題でございますよ」
「だといいがな」
と、シンは肩をすくめてみせた。
あいつを一人で放っておけないんだよなぁ、と呟く。
「バァさん。長生きしろよ。」
「貴方こそ。月龍様の事をよろしくお願いします。」

一礼して茶器とともにスールーがこの部屋を退室した。














12 ははーん。さては妬いてるな?
13 それって愛してるってコト?
83 幸せ感じてる


(S+暁 二人は恋人設定です)


暁は息を切らせていた。今日はシンがNYから飛行機に乗って日本にいる暁に会いにやってくる。だが、暁は飛行機の到着の時間に遅れてしまった。成田空港の到着ゲートまで全力で走ってきた暁は息をきらしながら辺りを見回す。
壁に大きな身体を持たれかけさせ、黒いサングラスをかけたシンがこちらを見ていた。
暁にはすでに気づいていたようだ。
暁はシンの元へと小走りに向かった。

「ごめんね。待ったよね?」
「……行くぞ」
暁の肩に手を回し、促した背の高い恋人を見上げて暁は返事を返す。
「うん」
どうしてだろう。いつになくシンの口数が少なかった。
そして二人はディズニーランドへ行くためのバス停まで向っていた。千葉にある夢の国に連れて行って、とねだったのは暁だ。暁は今日という日をとても楽しみにしていたのだ。
なのに……。
いつもはなんやかんやと明るく話しかけてくる10歳年上の恋人がなんだか様子が変だ。
普段なら暁の顔を見た途端、必ず笑顔でからかってくるはずなのに。今日は仕事で疲れているのだろうか。
出会ってからあんまり会話が続かない状況に暁はなんだか不安になる。

今日はせっかくミニスカートを履いてきたのになぁ。

暁は夏のバーゲンでこの日のために可愛いスカートを買ったのだ。
最近のアイドルがはいているような、流行のものだった。

あーあ。無駄になっちゃったかぁ。やっぱり似合わないかなぁ。日本じゃ流行ってるんだけどなぁ。とスカートを手でヒラヒラさせた。

「おい。やめろ」
「は?」
「それ」
これ?暁はスカートをヒラヒラしていた手を止めた。
「まったく。そんなカッコで走ってきやがって。男がどんな目で見るか知ってんのか」
「うん。知ってる。シンもナイスバディの女の人を目で追う時あるよね?」
「……」
「ははーん。さては妬いてるな?」
「……妬いて悪いか」
「いや悪くない。むしろ嬉しい」
暁はシンを見上げて首を少し傾げて聞いてみる。
「ねぇ。それって愛してるってコト?」
「まぁ。そういう事だな」
「もっと妬いていいよ?」
シンがそんな暁の頭に手を置いて力を入れた。その重さで暁の頭が下を向く。
「こら。調子にのんな馬鹿。とにかく。俺とのデート以外ではそんな短いの履かないこと」
「はーい」
暁はニヤニヤと笑いながら返事をした。
まったくお前は……とばかりにシンの大きな腕が乱暴に肩を引き寄せた。
「痛い!イタタ…」
「お前わかってんのか?怒られてんのになんでにやけてんだよ」
そういうシンの顔も笑っていた。苦笑なのかもしれないが。
「だって…ちょっと痛いってばシン!」
さほど痛くはなかったが、暁はそう抗議しながら、シンの太い腕にしがみついた。

だって……おかしいのかなぁ私、妬いてもらって、幸せ感じてる。

暁は頬がゆるむのを止められなかった。











15 時々不安になる。
16 いつでも側に居てくれないと、すごく不安なんだ。
87 それだけで充分
91 本当は何処にも行って欲しくないんだけど。


(英、A 原作後です。英二の夢の中にアッシュが出ています。)


「本当は何処にも行って欲しくないんだけど。ぼくの見えないところでいつきみがどうなっているのか。また誰かがぼくに、きみがもう戻って来ないと言うんじゃないのか。もうぼくの元には戻ってこないんじゃないのか。そんなことを考えてしまうんだ。きみが側にいてくれないと時々不安になるんだ。いや……いつでも側に居てくれないと、すごく不安なんだ。側にいてくれるだけで、それだけで充分なんだ」

『……世話が焼けるな』

「ばかなこと言うな!世話が焼けるのはきみのほうだろ!」

『……』

「だいたいきみは一人じゃ起きないし、」

『英二』

「知らないうちTシャツやジーンズに穴開けて帰ってくるし、」

『英二』

「夜ベッドにいないのは、パソコンや本を読んでいて眠らないのか、眠れなくて起きてしまったのか。ぼくは、」

『悪かった。でも、行かなきゃならないんだ』

「……」


英二の肩を一度片手でぎゅっと抱いて、その後静かに部屋を出て行ったアッシュを、英二は止めることができなかった。










18 なんかムカツクんだよねぇー・・・
19 嫌いって言ってよ。そっちの方が楽。
26 焦って何もできやしない
30 微妙ー・・・
89 俺らの愛の形v



(原作後、Sと暁は恋人同士です)


シンは困り果てていた。

なぜなら10歳も年下の恋人が目の前で泣きそうな顔をしているからだった。

「私のことなんか嫌いって言ってよ。そっちの方が楽。」
そう言って下を向いた暁の瞳には今にもこぼれそうな涙がたまっていた。

シンは内心で焦りを感じながら暁の隣に座り、暁の肩を抱く。
「暁どうした。さっきの女とは何にもないって」

今、シンの十歳年下の恋人である暁がNYに遊びに来ているのだ。
彼女は今日NYにやってきた。
だが、多忙なシンは、片腕である小英に彼女を迎えに空港へ行かせ、そのままシンのオフィスまで連れてこさせた。
暁が勢いよくシンのオフィスの扉を開けたときにはちょうど、先日雇ったばかりの金髪女性の秘書を抱いていたところだった。いや抱いていたというと語弊がある。山のような書類を両腕に抱え、シンのデスクまで運んでいたその秘書が、前が見えずにつまずいた。それをシンは慌てて支えたのだ。結果、書類は床に勢いよく散らばり、女性はシンの広い胸に収まった。まさにそのタイミングで暁が扉から入ってきたのだった。笑顔で入ってきた暁の顔は固まり、小英は額に手を当てて目をつむった。
その秘書は散らばった書類を慌てて拾い、机の上に書類を置いて部屋を出ていった。
シンは、黙り込んで立ちすくむ暁をデスク前のソファーに座るように促し、小英にお茶を出させた後のことだった。

暁の隣に座ったシンが彼女の顔を覗き込む。
「暁。俺を信用してくれよ」
シンのこの年下の恋人は聡明である。床に散らばった書類を見て状況がわからないはずがない。本当に自分を誤解しているはずはないと思うのだが。
少しの沈黙の後、暁が口を開いた。
「だって、みんなが」
「みんなって友達か?」
「みんなが、十歳も年上のアメリカ人の男なんてあんた本気にされてないわよっていうんだもん」
「そんなやつらのことはほうっておけよ」
「アメリカのオトコの人はみんな、金髪碧眼でボンキュッポンなオンナが好きだって言うんだもん」
「暁。それは……男の好みなんて人それぞれだ」
「シンだって、さっきの金髪の美人な女の人に本気で言いよられたらフラっとするんでしょ?」
「俺なんか、あんな美人に言い寄られても、焦ってなにもできやしないさ」
そしてまた、暁はしばらく黙った後、言いづらそうに声を出した。
「だって……」
「だって?」
まだ何かあるのかとシンが天井を仰ぐ。
「私、シンに口説いてもらったことない」
「はぁ?好きだって言ったろ?」
「だって、アメリカの人って……映画とか見てたら……」
愛してるとか、すごく言い合ってるのに、シンってあんまりいわないし……などと小さな声になりながらブツブツと言っている。
「暁、愛してる。お前だけだ」
シンは暁の瞳を覗き込んでそういった。
暁は不意打ちのその言葉に、何を言われたのか理解できないような表情だったが、しばらくの後、その頬をほんのりと染めた。
「微妙ー・・・」
「コラ。言わせておいてそれはないだろ」
シンがため息をつきながら暁の頭髪をかき混ぜる。
「うん……ごめんね」

わがまま言ってごめんなさい、私も好き。暁はそうつぶやいてシンの胸に顔を隠した。



暁は困っていた。

なぜなら10歳年上の大人の彼の胸に顔を埋めたものの、顔を上げるタイミングを失ってしまったからだった。

するとシンが暁の顎に指をかけ上を向かせた。
すこし驚いて目を見張った暁に、いたずらな瞳を輝かせながらシンの男らしい顔が近づいてきた。
そのまま唇と唇が合わさる。
「シ……ん~~~~!」
長いキスだった。
しかも、シンは暁を抱きしめる力をいっそう強くする。
どうやらシンはわざとやっているらしく、その瞳を見上げれば、目が笑っていた。
息がしずらくなってきて、暁はシンの背中をバンバンと叩く。するとやっとシンが唇を離してくれた。
「も~~う!シン!」
唇が離れたとたん暁は肩で息をする。シンを見上げると微笑みながらも真剣な眼差しのシンがいた。
「暁、他のやつらの言う事なんて気にするな。俺を信じろ。できるよな?」
「……うん」
すると、シンが今度は暁の両頬をがっしりとつかんで、今度は派手な大きい音を立てて唇にキスをした。
「ほら。これが俺らの愛の形v」
シンの顔はニヤニヤと笑っていた。
「もーバカシン。なんかムカツクんだよねぇー・・・ま、いいや。お腹空いたなんか食べにいこ」
「はいはいかしこまりました」

シンは立ち上がって、デスクまで行き、内線で車を回してもらうよう伝えていた。
その受話器を持つなんでもない仕草を見ながら、私の恋人は世界一かっこいい、と暁は思った。
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